数年前から色々な不思議体験をしてきた。
この体験が数十年勤めた会社を退職するきっかけとなり、私の人生を大きく変えることとなった。
体の不調と1枚のレシート
今まで感じたことのない眠気。
20時を過ぎると毎日のように強烈な睡魔が襲ってきて、ソファーで仮眠をとることが習慣となっていた。
「疲れているのかなぁ・・・」と思うくらいで特に気にしていなかった。
それから数週間が過ぎたある夕方、これもまた感じたことのない起き上がることが出来ないほどの倦怠感。
37℃前後の微熱もあった。
何かがおかしい。
この頃コロナ禍ということもあり、コロナに感染してしまったと思い市販の抗原検査を行った。
結果は陰性。
検査するタイミングが早すぎたと思い、翌日に再度検査したが結果は同じく陰性だった。
コロナじゃなかったらこのしんどさは一体何なの?
年に2度くらい頭痛で数時間起き上がれないことはあるが、今回はその時とは明らかに違う初めての感覚で少し怖かった。
ある日買い物をしてレジで店員さんに「1111円です」と言われた。その頃はまだエンジェルナンバーという言葉さえ知らなかったが、なぜか無性にその数字が気になり「1111」を検索した。
すると「あなたの考えは正しいですよ。そちらへ向かって行きなさい。」というメッセージだった。
私はなぜか外に出たくなり空を見上げていた。
ゆっくり流れる雲をぼーっと見ながら考えた。
そちらへ向かって行きなさいという言葉から思い当たることが1つあった。
それは会社を退職することだ。
とはいえ今の私に会社を辞める勇気はあるの?辞めて大丈夫なの?っていう声が頭の中から聞こえる。
物が立て続けに壊れる
次の日の朝、いつものように5時20分に目覚ましのアラームが鳴った。
その音は何とも言えないどんよりとした気持ちになる音だ。
アラームを止め目覚めた私は「また始まったかぁ。会社行きたくないなぁ。」って心が叫んでいた。
この心の叫びは数年前から続いていた。
そんな前から私の心は必死に叫んでいたのだ。
7時に家を出るまでにお弁当を作り家族の朝食を作りペットのお世話をしてバタバタ家事を済ませて子供より先に出勤。
子供達に行ってらっしゃいの言葉をかけたことがなかった。
このまま馬車馬のように毎日を過ごして本当にいいの?って自分に問いかけたり、でも辞めてしまったら夫や職場の人に負担をかけてしまうんじゃないの?という声が聞こえてどうしたらいいのか分からず日々葛藤は続いた。
ある日、不思議なことが立て続けに起きた。
最初に起きた出来事は食器洗い乾燥機が突然動かなくなった。
電源ボタンを押してもOFFにさえ出来なくなっていた。
結局買い替えることになった。
2つ目はお風呂に入っているとシャワーのお湯が急に出なくなったのだ。
まだ娘が入っていなかったので「シャワー使えないから浴槽のお湯で流してね。」と伝えると娘が「お湯出るよー。」と言った。
私が何分シャワーを出し続けても冷たい水しか出なかったのに娘が使う時には正常に戻っていた。
3つ目は買い物で精算機にお金を投入したらエラー表示がでた。
店員さんが慌てながら対応してくれたがうまく作動せず結局手動でお釣りをもらった。
4つ目はドライヤーを使っていたら急に止まった。
ランプは点灯しているのにフリーズ状態になっていた。
これもまた娘が使ってみると正常に動いた。
5つ目は車のタイヤがパンクした。
応急処置出来ない程のパンクでタイヤ交換となった。
短期間でこれだけの物が壊れたり誤動作したりすることは今まで経験したことがなかった。
やっぱりあの1111円は、私に何か伝えようと見えない存在からのメッセージだったのか?と疑念から確信に変わり始めた。
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退職報告
そしてついに家族に退職したい気持ちを伝えることにした。
初めに夫に伝え、驚いた表情だったが否定はせず受け入れてくれた。
子供達もかなり驚いていたが「ママが決めたことならいいんじゃない?」と温かく受け入れてくれた。
本当にありがたかった。
ここから退職に向かって進んでいった。
年末にあることに気づいた。
それは何年間も好きだったことや物に全く興味がなくなったことだ。
逆に全く興味がなかったことが好きになっていた。
こんなにスパッと切り替わることがあるんだと心境の変化に驚いた。
そしてこの頃からエンジェルナンバーを頻繁に見るようになった。
無性に物を捨てたくなったのもこの頃からで、不要なものが目に入りどんどん捨てていった。
年も明け上司に報告する日が来た。
誰もいないお昼の時間を狙った。
心臓のバクバクする音が他人に聞こえるんじゃないかと思うほどドキドキした。
そしてついに伝えた。
上司は急な報告に目を丸くして動揺していた。
そして冷静なトーンで「辞めて後悔しませんか?」と聞かれたが「後悔しません!」と即答した。
強く心に決めていたから。
その後徐々に同僚にも伝えていった。
もちろんみんな信じられないといった表情だった。
共感してくれる人もいれば勿体ないという人もいた。
ただ私は大胆なことをする性格ではなかったので、退職という大きな決断をするとは思ってもみなかったとたくさんの人から言われた。
数日後、会社の駐車場に車を駐めて歩きだした時、ふと空を見上げると目の前にものすごく大きな龍の形をした雲が見えた。
誰が見ても龍雲だとわかるほどはっきりとしていたし、その大きさとぐるぐる渦を巻いたようなしっぽのうねりがすごい迫力で圧倒された。
私は見た瞬間から鳥肌が止まらなかった。
退職後のわたし
皆に報告してからは心のつっかえが取れてとても気持ちが楽になった。
そこから後進者への申し送りや退職の手続きがどんどん進んでいき無事退職することができた。
こうして1111円のレシートをきっかけに私は退職とういう道を選んだ。
定年までこの会社で働くのだろうと思っていたので、まさか1枚のレシートが私の人生を大きく変えるとは思ってもみなかった。
今でも退職の道を自分で決断し行動したことが全く信じられない。
導かれるように動いていったような感覚だった。
そしてこの頃からカードリーディングの動画を視聴し始めた。
以前は占いは怪しいと思っていたし興味がなかったので視聴したことはなかったが、なぜかスーっと引き込まれて気が付いたら視聴するのが楽しみになっていた。
このリーディングでたくさんのメッセージを受け取り、あらゆる行動に踏み出すための勇気や意欲をもらった。
退職して10日ほど経った頃、心身に変化があり不安定になることがよくあった。
一時期ヒステリー球といって喉に何か詰まったような異物感、不快感がありこの症状がでるとネガティブな感情で頭がいっぱいになっていた。
やはり退職後は不安で心が大きくぐらついていたが、本や動画、瞑想やヨガなど色々なことを取り入れ試行錯誤しながらもゆっくりではあったが徐々に落ち着いていった。
今まで私は自分の感情を抑圧してずっと逆走していた。
人間関係で辛い思いをしたことや、産後うつになって苦しんだことも、これから私が行動するために全て必要な経験だったんだとやっと気付くことができた。
全ての出会いや経験に感謝の気持ちが溢れた。
今こうしてブログを始めているが、会社を辞める時はブログをやるなんて全く思っていなかったし、やってみようと思った後も怖くて行動できずにいた。
でも「やってもいないのにできないと思わず、怖くても恥ずかしい思いをしてもいいからとりあえずやってみなさい。」というメッセージを受け取り勇気を出して始めたのだ。
こうして学びを深めながら始めたブログ。
すごく怖くて恥ずかしいけど
私は動き出した。