娘が見つけた「本当にやりたかったこと」それは私の人生初の経験と重なった。
娘が見つけた本当にやりたかったこと
私には社会人の娘がいる。数年前に会社員になり器用な娘は仕事を覚えるのが早いようで、上司の仕事も任されるようになった。
そんなある日、娘が少し言いづらそうな顔で私に「ママ、ネイリストになりたい」と言った。私は何のためらいもなく「いいんじゃない」と答えた。娘はほっとした表情になり安心したのか、どんどんネイリストへの情熱を私に話し始めた。
幼い頃から絵を描いたりデザインを考えたりするのが得意だった娘。得意で、しかも好きなことを仕事にできるということは素晴らしいことなので、陰ながら応援したいと思った。
それから娘は仕事をしながら独学で学び、休日に私の爪や自分の爪で練習し始めた。初めてネイルアートをしてもらった日は五時間かかったが、丁寧に施術してくれた。二〜三週間ごとにネイルオフ、爪の補修や保湿などのアフターケアをしっかり行いネイルアートをしてもらった。私は今までネイルアートとは無縁だったが、娘のお陰で綺麗な爪を見るたびに気分が上がり、お洒落する楽しみがまた一つ増えた。
初回は五時間かかっていたが今では二時間以上短縮できるようになり、回数を増すごとに上達しているのがわかった。差し出がましいが、娘はデザインのセンスがいいのでとても素敵に仕上がるのだ。しかも時間短縮されても丁寧な施術のため凹凸や引っかかりも全くなく、次の施術まで綺麗な状態をキープできている。
私はこれならネイルサロンを開いても大丈夫だなと確信した。ネイル用品を揃えることも楽しいようで、今ではお店と変わらないほど増えてきた。
こんな夢を持った娘を応援しながら、将来どんなネイルサロンを開業するのだろうと想像すると私の方がワクワクしている。

