幼い頃からなぜか夜空に描かれた「キキララ」が気になっていた。その理由が今ようやくわかった。
キキララと私の共通点
幼い頃特に好きだったわけではないが、なぜが未だにキキララが気になり突然思い出したりグッズを見たくなったりする。
なぜだろう?
音楽教室に通っていた幼少期、発表会の後全員にプレゼントがあった。皆それぞれ違うキャラクターの女の子向け文房具セットだった。
私に手渡されたのがまさに「キキララ」の文房具セットだった。背景が紺色で夜空にキキララが描かれているイラストだった。私がプレゼントされた物以外全てピンク系だった。音楽教室に通っている子はほとんど女の子だったからだろう。
その中に一人だけ同い年の男の子がいた。その男の子はピンク系のプレゼントを渡されていた。
そして私の母と男の子の母親が私のところに近づいてきた。ピンクの文房具セットを私の前に差し出し「青色と交換してあげて」と言った。夜空に描かれた可愛いキキララが気に入っていたのですぐに断った。まだ幼かった私は自分の気持ちを素直に表現していた。もう少し年齢が上だったら自分の気持ちを抑えて交換していただろう。
そんな思い出があり、夜空に描かれたキキララを見ると、なぜかなんとも言えない感覚になる。夜空限定なのだ。グッズを集めたこともないのにどうしてこんなにも気になるんだろう。
ある日またキキララが浮かんできたので、なんとなくキキララのサイトを開いた。
そこには『キキ&ララの誕生ストーリー』という記事があった。 その物語を読んでいると、キキララにとても親近感を抱いた。
私はキキララと同じ境遇の仲間だったんだ。だからずっと気になっていたんだ。
この表現に違和感を覚える人もいるだろう。でも私と共鳴してくれている人はきっといるはず。わかってくれる人が一人いればそれでいい。
幼い頃から神秘的な夜空を見て、この空を自由に飛び回りたいなぁって思っていた。夜空を飛び回る夢もよく見ていた。だからあの時、キラキラした夜空の背景に惹かれて文房具セットを交換してあげられなかったんだ。
幼い頃にちりばめられた伏線が長い年月を経てやっと回収された気がした。
私は遠い星から地球にやって来たちょっと変わった生き物。だから地球という星になかなか馴染めなくて生きづらかった。
もう何者にもならなくていい。
私の思うまま感じるまま、自分自身を生きればいい。
人の目を気にしなくていい。
人に合わせなくていい。
自由に生きていい。
こうやって思いを外に出すだけで解放される。
